富山販売士富山市立山連峰
●平成29年度
活動事例
■平成29年度 3月定例会■■

テ-マ
  1. 講演「4年目のとやマルシェ」 山本 明弘 氏(当会会員)
  2. 山本さんの勤務地である”とやマルシェ”の現況を辛口で報告があった。
    4年目のとやマルシェ
    最近の傾向
    • 来場する県外客の目当ては白エビとブラックラーメン
    • 外国人は増えている。しかし行先はマツキヨか日本酒。
      夜は中国語が目立つ。
      最近はイスラムの人も見かけるようになった。
    強みを発揮する店舗
    • コアとなる商品を持っている店。特に飲食。
    • コンセプトがしっかりしている店。
    • 総花的な店は中途半端でダメ。

    課題
    • 客数が年々減少している。
    • 回遊性がない(立地の問題であり、オープン当初から指摘されている)。
    • 競合が増えた(アルビス、鮮撰、CiC)。
    • 売れるとどの店でも直ぐに取り扱うので同質化し、館内で競争が起きている。
      顧客とっては選択肢がない状態となっており、もはやマルシェとは言えない。
      富山駅がこのような状態で良いのか疑問。
    • マリエとの共同販促を始めたが、そもそも客層が違うので効果がない。
    • 工事が終わると高架下に新たな商業施設ができると聞いているが、それが完成した時にどうなるのか?(情報は入ってないとのこと)
    4年目のとやマルシェ
    一利用者としても、富山駅の商業施設はわかりくく、使いにく。 現在は高架が完成するまでの暫定対応なのかもしれないが、 非常に課題が多い印象を受けた。
  3. 事務局連絡
  4. 総会案内、決算見込み、来年度の事業計画案について
(記:吉田誠)

 
■平成29年度 2月定例会■■

テ-マ
  1. 講演「カフェ38の取り組みについて」
    講師:有限会社 大場養蜂園 代表取締役 大場 靖弘氏

  2. 今回は、ベストショップコンテスト2017ライティング賞を受賞された大場養蜂園カフェ38さんにて 大場社長に講演していただいた。
    カフェ38の取り組みについて
    当会はベストショップコンテストの協賛団体として審査員を派遣しており、 以前からベストショップコンテスト受賞者から話を聞こうという企画が持ち上がっていたが、 なかなか実現できずにいた。 商工会議所さんでも同様の意向を持っておられ、今回商工会議所さんの後援を頂いて実現することができた。

     

    大場社長さんの話は以下のレジュメの通りであるが、 全体を通して、非常にミツバチへの愛情が感じられる講演だった。
    質問がいつも以上に多く、予定時刻を大幅に超過し、 さらに帰りがけにお土産を購入する方も多かった。
    大変興味を持った表れであろう。 カフェ38の取り組みについて また、ライティングや壁紙など、社長さんが説明されたこだわりをその場で確認することができ、 さらに、店の提供する軽食もいただくことができたのは、店舗で話を聞けた大きなメリットであった。

     

    当日は商工会議所さんの配慮により富山新聞社から取材があり、翌日の朝刊に掲載された。
    その記者にもコーヒーを出された店長(社長の奥さん)の心配りも印象的だった。

     

    今回は当会会員以外にもベストショップコンテスト審査員や商工会議所の職員さんにも参加していただいた。
    その点でも有意義な例会であった。

     

     「大場養蜂園カフェ38店舗展開について
  3. 事務局連絡
  4. 翌月(3月)定例会案内
(記:吉田誠)

■新年懇談会■■


■ベスト・ショップ・コンテスト2017記念セミナー■■
 
<表彰式>
講演に先立ち、「ベスト・ショップ・コンテスト2017」の表彰式が行われました。 「ベスト・ショップ・コンテスト」は富山市、富山商工会議所、富山新聞社が主催で、 優れた店舗を表彰することにより富山市の商業全体の活性化と消費者サービスの向上ならびに更なる創業意欲の喚起を図るという主旨のものと行われており、 今回が70回目になります。当富山販売士協会も協賛し、審査員を派遣するとともに優秀接遇賞の選定を担当しております。

ベスト・ショップ・コンテスト2017記念セミナー今回の優良接遇賞は「ゆめたか接骨院環水院」さんが受賞され、 当会事務局長の吉田がプレゼンターを務めました。

記念セミナーは富山販売士協会から開催を提案し、 共催となると共に講師の選定を担っており、今回で8年目となります。 今回は100名からの申込がありました。
<講演の概要>
  1. 私の接客・・・最高の演技と演出で提案しよう
  2. 商品の仕入れ、商品開発……現場に脚を運ばずに見えるものは何もない
  3. パート⇒正社員⇒所長⇒セールスアドバイザー 素直な負けず嫌いに
  4. 人が育つ環境を作るのが管理職
率直に飾らず自身の体験を話されていたのが印象的だった。

 

とにかくベースにあるのは「楽しむこと」。接客も部下の指導も根本は自身が楽しいかどうか。 「自分がお客さんだったらどうして欲しいか?」を考えて実行する。顧客立場に立って考えることではあるが、 それは「お客さんが楽しいかどうか」、「お客さんが楽しんでくれれば自分も楽しい」という考えから実行していること。
部下の指導も、「部下が仕事を楽しむようになるためにはどうすればよいか?」を考えたアドバイスや行動の結果である。ベスト・ショップ・コンテスト2017 今回の講演も、「受講者が何を聞けば参考になり、仕事を楽しめるようになれるか?」を考えた講演だったと思う。
講演後に3名の女性から自身の仕事上での悩みについて相談の質問があったのが、その象徴だったのではないだろうか。
(記:吉田誠)

■平成29年度 視察会報告■■

平成29年度 視察会
  1. 街歩き
  2. 平日に関わらず、意外と人は歩いている。そのうち3割ほどが外国人。 メニューやPOPの外国語対応が目についた。
  3. 高山市商店街振興組合連合会さんより説明
    (長瀬理事長、中田理事、奥洞氏)
  4. (1)中田理事より、理事長を務める本町三丁目
       商店街のことを中心に話を伺う。
    • 2012年にアニメの舞台となったことから観光客が増加。アニメがアジア圏でも放映されたことにより外国人も増加
    • 2016年に全国初“商店街単独型”免税カウンターを開設
      2016年の利用件数106⇒2017年8月までで109件

      まずまずの成果と評価している


    (2)質疑応答より
    • スマホ決済が増えてきている
    • 民泊もたくさんある
    • 外国人がスマホに翻訳アプリを入れてくるようになった
  5. 高山市海外戦略部より説明(丸山部長)
    • 海外戦略部の役割 誘客促進、販売促進、交流推進
    • 観光客入込数 昨年、過去最高の451.1万人を記録(内、外国人46.1万人)
    • 宿泊者は46.1万人(市の人口の5倍以上)
    • 日本平均と比べ、欧米系が多い
    • 観光消費額 1,000億円
    • 他国に比べると低いので、まだ旅行消費を伸ばす余地がある
    • 受入体制の整備 外国語パンフ、受入マニュアルの作成・配布、補助金などなど
    平成29年度 視察会
    商店街では、スマホ決済や民泊問題などいまのリアルな話が聞けて有意義だった。 高山市は30年前から戦略的に国際化を進めており、非常に多岐に渡る取り組みが成果を生んできていることがわかった。海のない地方都市がここまで頑張っているのには感心させられた。 非常に勉強になる視察会であった。
    (記:吉田誠)

■平成29年度 8月定例会■■