11月26日(木)、JR金沢駅前の「金沢フォーラス」を会場にして2008年度の
北陸三県販売士協会交流会を開催した。金沢フォーラス内を1時間あまり
視察したあと、同6階にあるイタリアン居酒屋「ぶどうの木」で交流会および
懇親会を行なった。
今回は事情により、福井販売士協会は不参加であった。とはいえ、富山
販売士協会から7名、金沢販売士協会から途中参加も含めて15名ほどが
集う盛会となった。また、日中別件で金沢に出張で来ていた日本販売士協
会専務理事にもご参加いただく次第となった。
コーヒーをすすりながらの富山・金沢販売士協会の活動報告や簡単な自己紹介で
始まった交流会は、酒食が運ばれるにつれて会員の本音が飛び交う貴重な情報交換や意見交換の場となった。一つ活動報告で注目したいのは、両協会とも内外から講師を手配して毎回の例会の充実を図っていることである。例会は単なる会員同士の親睦の場ではなく、一般参加者の聴講も受け容れて共に学ぶ機会となっている。

一方で気になったのは、商工会議所の有形無形の関わりが弱まっている昨今の情勢である。とりわけ、活動に対する助成金を削減ないし廃止する流れは各地の販売士協会の台所事情や活動計画を直撃し、富山販売士協会も例外ではない。
協会活動を通じて、参考書を読んでいるだけでは得られない知見が得られるのは確かであり、資格保有者にはその点を訴求する必要がある。また、学生への基礎的知識の教授、例会や視察会で得られた成果の情報発信、市街地活性化に関する政策提言、といった販売士の社会的存在を示す活動が求められている。